ukiの日記

24歳女

この男やりおる

私は過去、彼よりもスマートな気遣いが出来る人に出会った事がない。

私達は職場で出会ってて同僚だった時期があるからなんとなくお互いの性格は理解している。

 

この男やりおるイベント

「食べたいものある?」って聞かれて、んーーーって私が悩んでたら、「俺はラーメン食べたい」って言われて、彼のスマホを渡された。近隣のオススメラーメンのサイト。「この中から3つ選んで。その中から俺が決める。」って言われて3つ選んだ。「うぉ!これ美味そう!センス良し!いこ!」で車出してくれた。

 

はい、やりおる。

やりおるポイント①

私が行き先とかを自分で決められない性格だとわかってる彼は、毎回最終決定権を自ら握ってくれる。ただし、私の意見も強制的に取り入れてくれるから、2人で決めた事になる。

やりおるポイント②

過去、浮気された経験のある私を安心させる為か、2人で調べものする時は毎回彼の携帯を差し出してくれる。無意識かもしれないけど、頭いいから多分意識してやってると思う。

やりおるポイント③

私の選んだものを褒めてくれる。普通に自己肯定感あがる。

やりおるポイント④

そもそも、ラーメン食べたいって言ってくれてる時点で私からしたら嬉しい事。自分で決められないから。笑

 

私の性格を完全に理解してくれてる。その上で、負い目を感じさせないように、話を進めてくれる。実にスマート。

気遣いってこういう事よなー、私も見習いたいと思う。

 

かさぶた

前回の恋愛で、結構痛い目を見てきた私には、心に大きめの瘡蓋が出来てる

 

先日新しい彼氏が出来たのだけれど、なかなか深く踏み込めずにいる

好きになりすぎないように頑張ってる

裏切られるのが怖いし、騙されるのが怖いから

 

心にできた、でけぇ瘡蓋は

何かの拍子で引っ掻いたら、きっとまた大量の血が出るんだろう

だから完全に癒えるまで、今はまだ、しっかり絆創膏を貼って、包帯を巻いて、予防線を張る

もしもの時の傷が浅く済むように

 

きっと、アザや傷跡は一生残るけれど、いつか気が付かないうちにポロっと取れるはずだから、それまで

人生わたしのもの

彼氏に尽くす事

それだけが生き甲斐だった時期があった

相手の人生において、自分が、大きく存在している事が生き甲斐だった

今思うと、尽くしている、為になっている自分にしか存在価値が見出せていなかっただけで

 

薄々気がついていた

彼によって埋められた肯定感は自己肯定感では無かった

自己肯定感は自分で自分を肯定することなのに、私のそれは自分のものでは無かった

 

突然、自分を大切にしたくなった

1年ぶりに親の顔を見た時だった

「私」を見てくれる親と話して、愛を感じて、私は、彼の人生を生きていたんだと感じた

都合の良い私を好きだったんだろうな、彼は

気づけたのは付き合って4年経った頃だった

 

別れてからの人生

自分の好きなものにお金を使えて

帰りを気にせず仕事に打ち込めて

怯えずに話せる彼氏が出来て

親や友達との時間も大切に出来た

私の人生は、やっと私のものになった

 

自分に尽くすようになって自己肯定感が上がって仕事がより楽しくなった

他人の幸せなインスタグラムを冷たい目で見る事も無くなった

 

「彼」だけが悪かったとは思わない

自分を殺すことを尽くす事だと思っていた未熟な私に、気づかせてくれてありがとう。

 

私は、私の人生に出てくる、私を大切にしてくれる人を大切にして生きていくよ

ふと思い出した

昔、本気で疑っていた事があった。

 

実は、お母さんと私の頭は繋がっていて、私の考えは全てお母さんに筒抜けなのではないかと。

 

心の中で試してみた事もある

「お母さん聞こえてたら返事して?」

「お母さんどうせ聞こえてるんやろ!?知ってるで!」

 

当たり前に返事があったことは無かった

 

この疑いが晴れることは無くて

小学生の頃は黙って布団の中でゲームしてた事もバレてると思ってたし

中学生の頃はちょっとエッチな携帯小説を読んではお母さんに筒抜けかと思うとハラハラした

 

本気で疑う程にお母さんにはいつもお見通し

 

高校生の頃は

悩みを打ち明ける前に悩んでる事に気がついてくれて

体調不良を訴える前におでこを触ってくれた

 

流石にもう疑ってないけど

 

社会人になった今だって

口から「疲れた」が溢れる前に「疲れたやろ」って言ってくれるし

聞いてほしいだけの時は聞いてくれるだけ

 

いつか私がお母さんになったら

きっとこの疑惑は晴れるんかな

 

そんな母になりたいと、ふと、本気で思った