彼氏に尽くす事
それだけが生き甲斐だった時期があった
相手の人生において、自分が、大きく存在している事が生き甲斐だった
今思うと、尽くしている、為になっている自分にしか存在価値が見出せていなかっただけで
薄々気がついていた
彼によって埋められた肯定感は自己肯定感では無かった
自己肯定感は自分で自分を肯定することなのに、私のそれは自分のものでは無かった
突然、自分を大切にしたくなった
1年ぶりに親の顔を見た時だった
「私」を見てくれる親と話して、愛を感じて、私は、彼の人生を生きていたんだと感じた
都合の良い私を好きだったんだろうな、彼は
気づけたのは付き合って4年経った頃だった
別れてからの人生
自分の好きなものにお金を使えて
帰りを気にせず仕事に打ち込めて
怯えずに話せる彼氏が出来て
親や友達との時間も大切に出来た
私の人生は、やっと私のものになった
自分に尽くすようになって自己肯定感が上がって仕事がより楽しくなった
他人の幸せなインスタグラムを冷たい目で見る事も無くなった
「彼」だけが悪かったとは思わない
自分を殺すことを尽くす事だと思っていた未熟な私に、気づかせてくれてありがとう。
私は、私の人生に出てくる、私を大切にしてくれる人を大切にして生きていくよ